
オリジナル横断幕の製作を考えているとき、「ターポリン」という言葉を耳にしたことがある方は多いのではないでしょうか。
ターポリンは、横断幕でよく使われている生地のひとつですが、ターポリンとはどのような生地なのでしょうか?ターポリンの特徴や種類をご紹介するので、横断幕の生地選びの参考にしてください。
ターポリンの特徴
ターポリンは、塩化ビニル系の多層素材でつくられた生地です。ナイロンやポリエステルなど、合成繊維の両面に塩化ビニル塗料や塩化ビニルシートを貼り合わせることで、強く頑丈に仕上げています。
そのため布とは異なり、丈夫で耐久性があるので長く使えるのが特徴です。印刷の発色も良く、汚れにも強く、屋外での使用にも最適です。万が一汚れても、やわらかい布で拭き取れば、それだけでお手入れが完了します。
天候に関わらず屋外で長時間使用できるため、スポーツ応援用の横断幕をはじめ、仮設テント、建設用の養生シートなどにも幅広く利用されています。
またターポリンは、生地サイズも大きめにつくられることが多いです。主に1800mm・2500mm・3200mm・5000mmなど、大きめサイズが好まれています。
サイズは大きめでも、くるくると丸めることで簡単に小さくできます。そのため、収納にも便利です。生地の特性上、丸めてもシワがつきにくいのもメリットといえるでしょう。
ターポリンの使用用途
ターポリンの使用用途を理解しておくことで、どのような場面で役立つ素材なのかが理解できます。横断幕に活用する際も、設置場所のイメージができるでしょう。
ここでは、ターポリンの使用用途を解説します。
- 横断幕
- 建築現場のシート
- タペストリー
- アウトドアグッズ
横断幕
ターポリンは、屋外に長期間設置する横断幕でよく使用される生地です。たとえば、道路から見える位置に掲示する交通安全の横断幕や、百貨店・ショッピングセンターで使用する懸垂幕には、ターポリンが使用されるケースが多いです。
ターポリンは生地の性質上雨風に強く、長期間屋外に設置しても劣化しにくい傾向があります。だからこそ、すぐに取り外す必要のない横断幕であれば、ターポリンが選ばれるケースが多いでしょう。
建築現場のシート
建築現場では、現場シートや足場幕にターポリンが使用されます。建築現場は建物が出来上がるまでなるべく交換の必要ない素材が求められるため、雨風に強いターポリンが重宝されています。
ターポリンの種類によっては防炎性や通気性が高いため、工事現場の事故防止に貢献するケースも多いです。
タペストリー
飲食店では、看板やメニュー表としてターポリンのタペストリーを使用するケースがあります。特に道路に面した1階の店舗では常時掲示されているものになり、強度が求められるためです。
飲食店のタペストリーはシーズンで切り替えるまでは長期間同じものを使用するケースも多いため、耐久性の高いターポリンは重宝されます。
アウトドアグッズ
ターポリンは耐水性の高い生地のため、釣りやキャンプをはじめとしたアウトドアグッズに使用されるケースも多いです。たとえば、アウトドアで使用するバッグにターポリンが活用されていれば、水場で濡れたり急な雨が降ったりしても、落ち着いて対応できます。
ターポリン素材の横断幕におすすめのスポーツ
ターポリンは、耐久性があり汚れにも強いため、屋外スポーツに最適です。もちろん、屋内スポーツ用の横断幕として使っても問題ありません。
最適なスポーツは野球、ソフトボール、サッカー、フットサル、ラグビー、陸上競技などの屋外スポーツです。ぜひターポリン素材の横断幕を屋外スポーツの応援に、ご活用ください。ターポリン生地での横断幕作成ならマーケストラにお任せ下さい!
ターポリンのデメリット
屋外スポーツに最適なターポリンですが、ターポリンにはデメリットもいくつかあります。
メリットだけではなくデメリットも知ることで、本当に納得のいく生地選びができるでしょう。
生地が重い
ターポリンは、布や紙に比べてかなり重量があります。1㎡当たりの重さは、およそ0.51kgです。1,000×5,000mmでつくるなら、重さは2.55kgにもなります。
そのためターポリンは、持ち運ぶよりも常設向きといえます。特定の場所に長く掲示するなら、天候の変化に強く耐久性のあるターポリン素材がおすすめです。
強風にあおられやすい
ターポリンは塩化ビニル製なので、風を通しません。頑丈で強度があるものの、そのぶん風にあおられやすいというデメリットがあります。天候をよく確認して、台風など強風のときには事前に外しておくのが良いでしょう。
横断幕業者によっては価格が高くなる可能性がある
ターポリンで横断幕を製作する場合、依頼する業者によっては生地の価格を高めに設定しているケースがあります。横断幕はサイズが大きくなるほど価格も高くなるため、ターポリンで大きな横断幕をつくるとなれば、業者選びは重要になります。
なるべくコストを抑えて横断幕を製作したいと考えているのであれば、ターポリンの価格設定が安価な業者を選ぶか、生地ごとに価格の設定がない業者を選びましょう。
ターポリンの種類
ターポリンには、いくつかの種類があります。ご紹介していくので、参考にしていただき、目的や使用シーンに応じてお選びください。
通常のターポリン
一般的なターポリンは、片面印刷用です。生地の厚さや強度、防炎加工の有無、艶の有無など様々な種類があります。耐用年数は、2~4年が目安です。
遮光ターポリン
遮光ターポリンは、両面印刷ができます。「試合(シーン)ごとに横断幕を変えたい」と考えているなら、遮光ターポリンの両面印刷を生かしましょう。表と裏にそれぞれ別のデザインをすれば、1枚の横断幕で2通りの使い方が実現します。
グロスターポリン
通常のターポリンには艶がありますが、さらに光沢加工をしたものがグロスターポリンです。印刷がきれいで、鮮やかな発色が特徴です。
反射ターポリン
高速道路の規制予告幕としてよく使用されているのが、反射ターポリンです。車のライトなどを反射して横断幕全体が光るようになっているので、注意喚起効果は抜群です。
不燃ターポリン
不燃ターポリンは、防炎加工を強化した素材でつくられています。元となる生地に、ガラス繊維を組み込んでいるのが特徴です。「燃えにくい」よりも一歩先にすすんだ、「燃えない」効果を求めるなら、不燃ターポリンが良いでしょう。
防炎ターポリン
スポーツ横断幕専門工房マーケストラで扱っているのは防炎ターポリンです。
防炎ターポリンには、十分な防炎効果があります。万が一のことがあっても燃えにくいので、屋外での常設に最適です。
ターポリンは重量があるため、あまり持ち運び向きではありません。防炎ターポリンなら、「もし離れている間に火事が起きて燃え移ってしまったら……」などの心配がいらないので、安心して長く常設できます。
「先回り」の予防で、スポーツ横断幕を安全に掲示しましょう。
ターポリンを使用した横断幕をつくるならマーケストラがおすすめ
ターポリンを使用して横断幕の製作を考えているなら、マーケストラがおすすめです。
マーケストラはターポリンとトロマット、どちらを選んでも料金が変わりません。予算内で横断幕の製作が叶います。
また、マーケストラには専属のデザイナーが在籍しており、お客様のイメージにあった横断幕ができるよう徹底的にサポートをおこないます。修正回数は無制限のため、気になる部分がなくなるまで何度でもご相談ください。
なお、マーケストラでご依頼いただいた横断幕は、デザイン決定後は最短5営業日で出荷をおこなっています。お急ぎの場面でも間に合う可能性が高く、製作した横断幕をしっかり活用できるでしょう。
まとめ
オリジナル横断幕をつくるなら、長くきれいに使いたいですよね。ターポリン素材の横断幕なら、耐久性があり汚れにも強いため、屋外スポーツの応援に最適です。
通常のターポリンでも良いですが、防炎ターポリンならさらに安心です。スポーツ横断幕専門工房マーケストラが製作するターポリン素材の横断幕で、安心安全にスポーツの応援をしましょう。
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