横断幕を作ろうと思っても、どの程度の費用がかかるのか分からず不安になる人は多いのではないでしょうか。横断幕の価格は、作るときに使う生地や大きさによって異なります。
この記事では、横断幕の価格や作るときに安くする方法を解説します。横断幕を作る前の注意点も解説するため、必要な知識を身に付けておきましょう。
横断幕の値段は生地で変わる場合がある
一般的に、横断幕の値段は使用する生地によって変わります。
ただし、業者によっては生地が変わっても料金に変化がない場合もあるため、依頼する前に価格表をチェックしておくと安心です。
横断幕で使用される生地は主に以下の3つです。
- トロマット
- 野外用ターポリン
- テトロンポンジ
トロマット
トロマットは、ポリエステルで作られた布素材です。ポリエステルでできているためシワになりづらく、素材自体も軽いため持ち運びに便利です。横断幕に利用した場合、光沢のないマットな質感のため発色がきれいに出ます。
また、トロマットはその軽量さから、持ち運びが必要な室内競技での横断幕に適しています。汚れた場合にもぬるま湯で手洗いできるため、お手入れのしやすい素材です。
野外用ターポリン
野外用ターポリンは、トロマットと異なりビニール系のシート生地です。高い耐久性や撥水性を持ち合わせており、野外で使用しても汚れづらいのが魅力です。
屋外スポーツで横断幕を利用する場合、急な天候の変化や土埃での汚れは避けられません。しかし、横断幕自体が汚れづらければお手入れの手間は減らせるのです。また、万が一汚れても柔らかい布で拭き取ればよいため、お手入れは簡単に終わります。
ただし、ターポリンの生地は他の2つに比べて重くなります。持ち運ぶときは手間がかかるため注意しましょう。
テトロンポンジ
テトロンポンジは、トロマットと同じくポリエステルで作られた生地です。トロマットに比べると薄手で軽いため、横断幕以外ではのぼりにも使用されます。
薄手で軽い分持ち運びがしやすく、価格が安価になる傾向があります。しかし、その分耐久性は他の2つに比べると低く、屋外で使うと3ヶ月程度で寿命が来ることもあるため注意しましょう。
生地以外にも!横断幕の値段を安くする方法
ここからは、横断幕を作るときに価格を安くする方法を3つ解説します。横断幕を作りたいと思っても、予算オーバーでは気軽に頼めません。なるべく安価に注文する方法を理解しておき、妥協できるポイントがないか探しましょう。
- 大きさを変える
- 仕様変更でコストがかからない業者を選ぶ
- 複数枚作るときは同じデザインにする
大きさを変える
横断幕を作るときに価格を左右するのは、生地以外にまず大きさが考えられます。大きいものほど価格が高くなるため、予算オーバーの場合は1サイズ下げてみるのも方法の一つです。
横断幕の大きさは、使用用途によって異なります。また使用場所についても、屋内か屋外かで必要な大きさが異なるでしょう。
自身の使用用途に合ったサイズを考え、小さくしても問題ないようであればサイズ変更すると価格が抑えられます。
仕様変更でコストがかからない業者を選ぶ
横断幕を依頼する業者によっては、見積もり後の仕様変更で料金が発生する場合もあります。横断幕を作り慣れていないと、初めの見積もり内容では不安で、いくつかのパターンを考えたいこともあるでしょう。
そのときに、見積もりをするたびに追加料金が発生しては、気軽に変更できず完成した横断幕に満足できない可能性があります。見積もり後の変更に料金が発生するかは業者のホームページに記載されているため、心配なときは確認してから依頼するとよいでしょう。
複数枚作るときは同じデザインにする
同じ部活内で、予備やチームの数に合わせた複数の横断幕を作る場合もあるでしょう。そのときは、デザインを変えずに依頼すると安価に作成できます。
また、依頼する業者によってはデザイン制作費用がかかるため、デザインの数が増えるほど価格は高くなるでしょう。ただし、自身でデザインを作成した場合はその費用が発生しない可能性もあるため、気になる場合は事前に確認しておくと安心です。
横断幕を作る前の注意点
ここでは、横断幕を作る前に知っておくべき注意点を4つ解説します。注意点を理解せずに作り始めてしまうと、出来上がった横断幕に満足できずに作り直し、余計な費用が発生する可能性があります。
後悔のない横断幕作りができるよう、必要な知識を身に付けておきましょう。
- 使用する場所に合わせて生地を選ぶ
- デザインを考えておく
- 複数の業者を比較検討する
- キャンセル料がかからない業者を選ぶ
使用する場所に合わせて生地を選ぶ
横断幕に使われる素材には、トロマットやターポリンがあり、それぞれ特徴やお手入れのしやすさは異なります。生地の丈夫さも異なるため、使用する場所によって選ぶと長く使えます。
例えば、長時間屋外に置いておく可能性があるのであれば、ターポリンであれば生地が丈夫で汚れづらいため、取り替える必要性が少なくなるでしょう。
一方で、室内競技の応援で利用する場合は、会場が変わるたびに持ち運ぶ必要があります。重たいターポリンでは持ち運びに不便なため、トロマットやテトロンポンジの使用がおすすめです。
このように、用途や使用場所に合わせて選ぶと、選択に後悔する可能性を減らせます。
デザインを考えておく
依頼前に自身でデザインをいくつか考えて比較検討しておくと、実際に作ったとき後悔する可能性を減らせます。横断幕のデザインを経験したことがある人は少なく、初めてでは自分のデザインに自信を持てない人も多いのではないでしょうか。
事前にいくつかデザインを考え比較すれば、それぞれの良い部分を合わせた納得のいくデザインが考えられます。他の人にも見てもらうことで、初めての横断幕作成でもうまくいくのです。
急いで考えると「ああすればよかった」「もっと良いデザインがあったのでは」と後悔してしまいかねないため、さまざまなデザインサンプルに目を通し、納得のいく横断幕を作りましょう。
複数の業者を比較検討する
横断幕の業者を探すときは、初めから1つの業者に絞るのではなく、複数の業者を比較検討した上で選択しましょう。業者によって生地の取り扱いや価格は異なります。一見安いと思った業者でも、横断幕を吊るすのに必要なハトメを加工すると追加料金がかかり、結局他の業者と変わらない値段になるかもしれません。
また、横断幕を作るのであれば、実績の多い業者に任せたい人もいるのではないでしょうか。口コミやお客さまの声などのページを参考にすると、実績豊富な業者を選びやすくなるでしょう。
キャンセル料がかからない業者を選ぶ
業者へ見積もりを出したものの、デザインや値段に納得できず他の業者に依頼したい場合もあるかと思います。多くの業者では契約前であればキャンセル料が発生しないものの、デザインの依頼までしていると料金がかかるかもしれません。
事前にキャンセル料がかからない旨を確認しておけば、納得できないときは余計な費用をかけずに済みます。依頼する業者を探すときは、その点も注意深く見ておくと安心です。
横断幕を作るときによくある質問
ここからは、横断幕を作るときによくある質問に回答します。横断幕作りに慣れている人は少ないため、依頼前に気になる部分をなくしておくと安心して依頼できます。
他に不安な点があれば、依頼を考えている業者に問い合わせるのもおすすめです。
横断幕ができるまでどれくらいかかる?
横断幕ができるまでにかかる期間は業者により異なりますが、最短でデザイン決定後5営業日に出荷している企業が多いです。デザインの決定に時間がかかればそれだけ手元に来るのも遅くなるため、急いでいるときは早めにデザインを決定できるとスムーズになります。
また、多くの業者は土日祝日には営業していません。依頼するときは休みも加味しておくと、必要な日に間に合わず焦るという心配がなくなるでしょう。
横断幕の寿命は?
横断幕の寿命は、使用した生地や利用状況により異なります。一般的には、メンテナンスなしで屋外に設置した場合、ビニール系素材のターポリンだと約2〜3年、ポリエステル素材のトロマットだと約1年程度といわれています。
横断幕を長持ちさせるコツは?
横断幕は不要なときには片付けましょう。また適切なメンテナンスをすれば、長く使える可能性が高まります。例えば、雨に濡れたら拭く、負荷のかかる場所に設置しないなどです。
横断幕は丈夫な素材で作られることから、つい屋外でもそのままにしてしまいがちです。何も影響がないと考えていても、直射日光や雨風での経年劣化は避けられません。
一度作った横断幕を長く使うのであれば、設置場所に放置せず必要なときだけ使用するのがおすすめです。
横断幕の重さはどれくらい?
横断幕の重さは、使用した生地やサイズによって異なります。トロマットは比較的軽量な素材で、1平方メートル当たり245gです。一方でターポリンは丈夫な分、重さもあり、1平方メートル当たりの重さは510gとなります。
横断幕を作るときは、「見栄えを考えると大きめがいい」と思う人もいるかもしれません。しかし、大きすぎると重くなってしまい、持ち運びがつらく億劫になる恐れもあります。重さに不安があるのであれば、素材を軽量のものにしたりサイズを見直したりして、できるだけ移動の負担を減らしましょう。
まとめ
横断幕の値段は、使用する生地や作成する大きさによって大きく異なります。納得した金額で作るためには、複数の業者を比較して見積もりを出しましょう。見積もり後に納得した業者に依頼すれば、後悔する可能性を減らせます。
横断幕作りは、個人であれば何度も行う経験はないかもしれません。だからこそ、後悔のない横断幕を作るために、必要な知識を身に付けておきましょう。
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