懸垂幕とは?生地や注意点についてわかりやすく解説

2021.12.27 横断幕の知識

横断幕は、スポーツの応援や販促ツールとしてよく使われています。
しかし中には、「横断幕」か「懸垂幕」で悩む方が少なくありません。

どちらも「幕」と名前がつくものの、実はこの2つは大きく異なるものです。
懸垂幕の特徴について理解して、納得のいく製作をしてください。

懸垂幕とは?

懸垂幕とは、いわゆる“垂れ幕”のことです。
横断幕が一般的に横長で製作されるのに対して、懸垂幕は縦長でつくられます。

では横断幕と懸垂幕、それぞれの特徴を見ていきましょう。

<横断幕>

  • 外観:横長
  • 設置:比較的容易
  • 視認:サイズが大きくなるごとに視認性向上
  • 縫製:懸垂幕と同じ

<懸垂幕>

  • 外観:縦長
  • 設置:横断幕よりは手間がかかる傾向がある
  • 視認:もともと縦幅が大きいため遠くからでも視認しやすい
  • 縫製:横断幕と同じ

懸垂幕は縦長のため、設置にはある程度の高さが必要です。
括り付ける際にはその高さまで登らなければならないため、慣れないと設置に少し手間取るかもしれません。

しかし高いところから吊るす分、遠くにいる人にも視認してもらいやすいというメリットがあります。

横断幕か懸垂幕で悩んだら、まずは「高いところから吊るせるようなスペースがあるか?」を基準に考えると良いでしょう。

懸垂幕の生地は?

懸垂幕の生地に規定はありません。
ただ、“屋外に吊るすことが多い”という特性上、ターポリンが使われることがほとんどです。

ターポリンについて

ターポリンは、塩化ビニル系の多層素材でつくられています。厚手で強度があるので、雨風も十分にしのげるでしょう。

スポーツ横断幕専門工房マーケストラが扱っているターポリン生地には、防炎加工が施されています。外に掲出していれば、万が一の火災のリスクがつきものです。防炎加工を施した生地なら、火災が燃え広がるのを防ぐことができます。

防炎加工の高品質なターポリンを、安心して常設してください。

トロマットについて

懸垂幕の生地に規定はないので、トロマットで製作することも可能です。

ある程度の撥水性はありますが、屋外で常設を続けると劣化の原因になりかねないのでご注意ください。
薄手の布素材でできているトロマットは、屋内での使用に向いています。
「体育館内に掲出する」「デパートの吹き抜け部分に掲出する」など、屋内で使用するときや掲出期間が短いときは、トロマット生地が最適でしょう。

懸垂幕を製作する際の注意点

懸垂幕は上から垂らして掲出するタイプなので、ある程度の高さが必須です。
掲出場所の高さに合わせて、縦の長さを選んでください。

たとえば、

  • 3階建ての学校の校舎:縦650cm 程度(横は120cm程度)
  • 10階建てのショッピングモール:縦900cm程度(横は90cm程度)

……などのサイズが良いでしょう。

ただ、自治体によっては「屋外広告物条例」で、建物の壁面を覆える割合が決められていることがあります。屋外に懸垂幕を設置するなら、まずは自治体の規定を確認しておきましょう。

懸垂幕の活用方法

縦にスペースを確保できるなら、さまざまなシーンで懸垂幕が活用できます。
いくつか例を挙げるので、ぜひ参考にしてください。

・スポーツの応援
大事な試合や普段の練習など、懸垂幕を掲げれば選手たちの士気が一層上がります。
応援にも熱が入るので、「勝利」という同じ目標に向かって、全員が心をひとつにできるでしょう。

・学校のイベント
学園祭や体育祭などに向けて、校舎の屋上から懸垂幕を吊るすこともできます。
グラウンドの端にいる方にも視認してもらいやすいので、全員がスローガンを心に留められるでしょう。

・店舗の販促

ショッピングモールでは、建物の高さを生かして、懸垂幕を掲げることがよくあります。
「歳末セール」「春物入荷」などの商品情報をはじめ、映画館併設型のショッピングモールでは映画の告知にも使われています。

・店舗の日よけ
ガラス張りの店舗だと、日差しが直接入ることもあるでしょう。
懸垂幕は、日よけにも重宝されています。
店外のガラス張り部分に懸垂幕を設置すれば、日差しを遮る効果が期待できます。同時に販促もできるので、まさに一石二鳥といえるでしょう。

懸垂幕を製作するコツ

懸垂幕は、縦に長いのが特徴です。
そのため、製作する際には文字を大きく配置しましょう。

高さがある分、縦に長くなるので、キャッチコピーや標語など長めの文章も堂々と配置できます。写真を使って、イメージをひと目で伝えるのもおすすめです。

なお一枚だけではなく、横に何枚か並べるとにぎやかさを演出できます。商品の宣伝、営業時間など、自治体の規定の範囲内でアピールポイントを並べましょう。

まとめ

横断幕は一般的に横長なのに対して、懸垂幕は縦長です。
懸垂幕を設置するならある程度の高さが必要なので、製作前にはサイズをよく測り、自治体のルールも確認しておきましょう。

スポーツ横断幕専門工房マーケストラは、懸垂幕の製作も扱っています。
「懸垂幕のデザインが思い浮かばない」「入れる文字に悩んでいる」という方は、マーケストラまでお気軽にご相談ください。
デザインについてはこちら

懸垂幕を掲出すれば、遠くにいる人にも“メッセージ”を届けられます。
スポーツの応援に、店舗の販促に……さまざまなシーンで、ぜひ懸垂幕をご活用ください。

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