横断幕を手書きで作成するときの注意点!布の素材や絵の具の選び方
2021.10.20 横断幕の素材

横断幕の製作に、厳密な決まりはありません。
お手持ちの布や紙でも製作できるので、時間がない方や予算がかけられない方は、横断幕を手作りすることも少なくありません。

しかしコツを押さえて製作しないと、「インクがにじんでしまった」「1日で使い物にならなくなってしまった」など思わぬトラブルに見舞われかねないのでご注意ください。

この記事では、手書きで横断幕を製作する際の注意点や、おすすめの布の素材、絵の具の選び方などを詳しく紹介します。

手書き横断幕ならではのメリットは?

手書き横断幕は、手作りという性質上、業者に依頼したものよりもどうしても品質が劣ります。
しかし、「子どもと一緒に製作したい」「パソコンでデザインする技術がない」「費用をかけられない」という方は自作を選ぶことも多いようです。

また、印刷では出せない“味”を加えられるのも、手書きならではのメリットでしょう。
たとえば折り紙を糊でくっつければ、デザインが立体的になります。その他、ハンコやクレヨンで自由気ままに描くこともできるので、「手づくり」の良さを前面に押し出したい方にはぴったりでしょう。

手書き横断幕におすすめの布の素材は?

手書きで横断幕を作成するための布は、「綿ブロード」「オックスフォード」の2種類がおすすめ。

綿ブロード

綿ブロードは、ワイシャツの生地と似ています。
とても薄手で、適度な光沢があるのが特徴です。
縦糸と横糸が均一に紡がれているので、ペイントの際もスムーズに筆を動かせるでしょう。

オックスフォード

オックスフォード生地は、少し目が粗く、綿ブロード生地と比べて厚みがあります。
縦糸2本・横糸2本で織り上げているので、丈夫で破れにくいのも特徴です。
手書き横断幕を屋外で使用する予定があったり、長く使いたい場合には、頑丈なオックスフォード生地を選ぶのが良いでしょう。

手書き横断幕におすすめの絵の具は?

横断幕にペイントするなら、「アクリルガッシュ」または「水性ペンキ・水性スプレー」がおすすめです。

アクリルガッシュは塗りムラが出やすいのでご注意ください。水の量を少しずつ足しながら、適切な濃度を見極めていきましょう。

一方、水性ペンキや水性スプレーは、使用感が固めです。絵の具よりも耐久性はありますが、お子さまには少々塗りづらいかもしれません。なお、塗布前には周囲をマスキングテープでカバーしておくと安心です。

アクリルガッシュも水性ペンキ・スプレーも、できれば重ね塗りをおこなうことをおすすめします。
最初に塗った部分が完全に乾いたら、同じ色を塗り重ねると、発色がより鮮やかになるでしょう。

手書き横断幕の作成手順と注意点

手書き横断幕を製作したくても、「何からどう始めて良いのかわからない」という方は多いでしょう。
一般的な手書き横断幕の製作手順を紹介するので、ぜひ参考にしてください。

(1)デザイン考案

まずは横断幕のデザインを決めていきます。
メモ用紙などにイラストや文字を配置してください。完成したら、それぞれに色付けしましょう。

なお、パソコンが得意な方は、illustratorなどのソフトを使ってデータ化するという方法もあります。

デザインイメージが湧かない方は、人気の横断幕デザイン集をご参考ください

(2)下書き

(1) のデザインを元に、横断幕に下書きしていきます。
鉛筆で薄くなぞったり、布用のチャコペンシルを使ったり、型紙があるならそれを活用しても良いでしょう。

(3)縫製

布地の補強のため、布の四方を5mm幅で縫いあげます。
ミシンまたは裾上げテープなどをお使いください。

すべて縫い上げると、布の四辺は余った布で厚みが出がちです。見た目をすっきりさせるためにも、かさばった部分は切り取っておくと良いでしょう。

(4)縁取り

(2) で下書きした部分を、ボールペンなどでなぞっていきます。
また、後に続く“色塗り”へ向けて、デザインを二重のマスキングテープで縁取って塗料のはみ出しを防止しましょう。

(5)色塗り

用意したアクリルガッシュ、または水性ペンキやスプレーで色をつけてください。
塗った部分が乾いたら、二度塗りすると美しい発色が楽しめます。

屋外で使用予定なら、仕上げに防水スプレーをかけておきましょう。

(6)紐をつける

本体が完成したら、いよいよ紐付けです。

まずは、布の四方にハトメを取り付けましょう。ハトメの種類はいろいろありますが、金づちで叩いて付けるタイプのハトメでも、手芸店で販売しているアイレットプライヤーでも構いません。

紐の端はほつれやすいので、テープなどを巻いてからハトメに通してください。
しっかりと結べば、手書き横断幕の完成です。

まとめ

手書き横断幕では、手作りならではの味わいを楽しめます。 しかし残念ながら、耐久性はあまり無いといって良いでしょう。 せっかく製作した横断幕が数回の使用でダメになるのは避けたいという方は、プロに依頼することをおすすめします。 スポーツ横断幕専門工房マーケストラなら、リーズナブルな価格で高品質な横断幕を製作します。デザインも「丸投げ」でおまかせいただけるので、何から始めれば良いのか悩んでいる方は、お気軽にご相談ください。 マーケストラと共に、世界に一つだけのオリジナル横断幕をつくりましょう。 横断幕の仕様についてはこちら

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