横断幕を作ろうと思ったものの、生地の選択肢にトロマットとターポリンが上がり、どう選べばよいか悩む人もいるのではないでしょうか。ターポリンはトロマットよりも軽くて持ち運びがしやすいため、用途に合わせて使い分けると満足いく横断幕が作れます。
この記事では、トロマットの特徴やターポリンとの違いを解説します。トロマットで横断幕を作ったときのお手入れ方法も解説するため、長く使うための知識を付けておきましょう。
トロマットの特徴
横断幕の生地にトロマットを選ぶ前に、どのような特徴があるか理解しておきましょう。
ここでは、トロマットの特徴を3つ解説します。
- 軽量でシワになりにくい
- 印刷時の発色がきれい
- 丈夫なため屋外でも使える
軽量でシワになりにくい
トロマットは軽量なので、持ち運びが多い屋内スポーツで使う横断幕に向いています。持ち運ぶときは畳んでもシワになりにくいため、車を使って移動できない人にもおすすめです。
また、軽量なトロマットで作成した横断幕は、横断幕を短い期間で取り替える百貨店やショッピングセンターの広告にも適しています。使えるシーンが多いため、横断幕を設置したままにしない人は便利に使用できるでしょう。
印刷時の発色がきれい
トロマットは発色もきれいなので、写真を使用した横断幕を作るときにもおすすめです。スポーツ選手の横断幕を作る場合、本人の写真を使用することもあるでしょう。印刷時に写真がつぶれないため、遠目からでもきれいな横断幕が作成できます。
また、発色がきれいなので、色鮮やかな横断幕を作りたい人にも適しています。フラダンスをはじめとした、華やかな色合いが合うイベントの横断幕にもぜひ利用しましょう。
丈夫なため屋外でも使える
トロマットは軽量なので、長く使えないのではと不安に思う人もいるかもしれません。しかし、トロマットの耐用年数は使用環境によりますが1~2年と長く、長期間使用したい横断幕にも適しています。
また、屋外でも使用できるため、サッカーや野球などのスポーツにもおすすめです。ただし、屋外に長く設置することの多い、百貨店の屋外の垂れ幕や交通安全を促す横断幕であれば、ターポリンのほうが安心です。
トロマットとターポリンの違い
横断幕で代表的な生地として、トロマットとターポリンがあります。それぞれの違いが分からず、どのように選べばいいか悩む人もいるでしょう。
ここからは、トロマットとターポリンの違いを3つ解説します。自身の用途に合わせて、横断幕の生地を選びましょう。
- 重さ
- 耐久性
- 素材
重さ
トロマットとターポリンでは、ターポリンのほうが重いです。室内で使う横断幕の場合、重さがあると持ち運びが難しくなる可能性があります。横断幕が大きくなるほど重さも増えるため、大きい横断幕を作るときは生地にも注意が必要です。
一度設置したら動かす予定のない横断幕であればターポリンでも問題ありませんが、設置した後に移動する可能性があるなら、トロマットがおすすめです。
耐久性
トロマットとターポリンでは、耐久性にも違いがあります。トロマットも耐久性が高い素材ではありますが、ターポリンはさらに強度が高まります。ターポリンはトロマットとは異なりビニール製なので、雨風に強く、加工を施せば防炎効果もあるのです。
百貨店の屋外に設置される垂れ幕や交通安全を促す横断幕は、屋外で雨風にさらされるため、トロマットよりもターポリンのほうが長持ちする可能性が高まります。
素材
トロマットは布製であるのに対して、ターポリンはポリエステルやナイロンなどの布や織物の両面に、塩化ビニール樹脂を塗布した素材でできています。
表面にビニール加工がされていることから、雨風への強さや防炎性が出せるのです。一方で、3重構造になっているため、トロマットより重さは出てしまいます。
また、中にはポリ塩化ビニール樹脂加工をされた合成皮革をターポリンと呼んでいる業者もあります。気になる場合は、注文時にどのような素材が使われているのか確認すれば答えてくれるでしょう。
トロマットの保管・お手入れ方法
トロマットで製作した横断幕を長く使用するためには、使用後の保管やお手入れに注意しましょう。気にしないまま保管してしまうと、次に外へ出したとき、印刷がハゲてしまう可能性があります。また、汚れた場合もなるべく早くお手入れすることで、きれいになる可能性が高くなるのです。
ここからは、トロマットの保管やお手入れ方法を解説します。
- 洗濯は手洗い
- 干すときは陰干し
- アイロン掛けは150℃以下
- プリント面を内側に紙を挟んで畳む
洗濯は手洗い
トロマットを洗うときは手洗いにしましょう。洗濯機を使用してしまうと、汚れていない部分にも不必要な力が入り、印刷のハゲにつながる可能性があります。
横断幕を手洗いするときは、ぬるま湯を使用し、中性洗剤で洗いましょう。汚れている部分をこするようにし、不要な部分にダメージを与えないようにすると、ボロボロになる心配を減らせます。
干すときは陰干し
横断幕を洗った後に干すときは、直射日光の当たる場所は避け、陰干ししましょう。使用している塗料によっては、直射日光に当たることで変色してしまう可能性があります。
変色や色あせした横断幕は、遠くから見たときに何が書いてあるのか理解しにくくなってしまうため注意しましょう。
アイロンがけは150℃以下
洗った後の横断幕を干したもののシワが取れず、アイロンを使いたい場合もあるはずです。トロマットで製作された横断幕にアイロンを掛けるときは、150℃以下の温度にしましょう。
また、トロマットを使用した横断幕にアイロンを掛けるときは、あて布を使用しましょう。あて布をしておくことで、アイロンの熱で生地が傷む可能性を減らせます。
吊るしたり畳んでの保管がおすすめ
トロマットで製作した横断幕をしばらく使わないときは、可能な場合は物干し竿などにかけて吊るしたりプリント面を内側に紙を挟んで折りたたんだりしての保管をおすすめします。保管場所は、直射日光の当たらない、風通しが良い場所がベストです。なお、長く保管するときに畳むとシワになる場合もあるためシワになってしまった場合は物干し竿にかけて時間をかけて伸ばすようにしてください。
深いシワができてしまえば、伸ばすためにアイロンが必要になり、手間がかかります。丸めて保管することで、保管中のシワが防げますし、また使うときもすぐに設置できるでしょう。
まとめ
持ち歩く用途が多い横断幕を作る場合は、トロマットの使用がおすすめです。トロマットは印刷時の発色がよく、写真や華やかな色をきれいに見せてくれます。軽量な分、取り外しや設置に負担がかからないため、期間が短い展示やイベントの告知にも便利です。
横断幕の生地に悩んだら、トロマットを選択しましょう。
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