スポーツや体育祭の応援には「横断幕」が人気ですが、最近では「大漁旗」での応援も注目が集まっています。

大漁旗について詳しく知ったうえで、コツを押さえて製作すれば、試合が一層に盛り上がるでしょう。

大漁旗とは

大漁旗は、本来漁業で使われるものでした。豊漁の際、漁船に大漁旗を掲げて帰船することで、家族たちに漁業の成功を報告していたのです。
まだ携帯電話など通信手段が発達していない時代は、大きな大漁旗を掲げることでしか離れた相手に伝える術がなかったためです。

他にも、大漁旗を見た同業者が魚を分けてほしいと相談するなど、仕事上のコミュニケーションツールとしても大事な意味を持っていました。

次第に、大漁旗はゲン担ぎとしての意味も持ちはじめました。大漁は縁起の良いことなので、おめでたいシーンで大漁旗を使用することが多くなってきました。

今では縁起物として、スポーツの応援や、還暦や出産のお祝いなどさまざまな用途で活用されています。

スポーツ用の大漁旗を製作するときのポイント

縁起が良いとされる大漁旗は、スポーツの応援でもよく見られます。
デザインに規定はありませんが、スポーツをさらに盛り上げるために、大漁旗を製作するときはいくつかのポイントをおさえましょう。

本来の大漁旗にちなんだデザインがおすすめ

大漁旗のデザインでは、一般的に鯛が描かれます。鯛は「めでたい」の言葉に含まれることから、もともと縁起物として扱われているためです。

もちろんスポーツの応援でも魚を描いて良いのですが、おすすめはチームのシンボルマークや選手名などです。遠くでプレイする選手や観客たちが視認しやすいよう、本来の大漁旗のように、大きなデザインで堂々と描きましょう。

大漁旗が持つ縁起を生かしたいなら、背景にひと工夫してはいかがでしょうか。
たとえば荒波を描けば“どのような状況でも堂々と立ち向かう”という気概をアピールできますし、富士山を描けばそれだけで“日本一”への熱意が伝わるでしょう。

目立つ色使い

漁船はいつも、荒波を乗り越えて漁をします。
荒々しさや躍動感あるデザインは、大漁旗ならではといえるでしょう。

大漁旗を製作するなら、やはり堂々とした色合いが最適です。
目立つ色をセレクトすれば、見ているだけでパワーがみなぎりますね。

大漁旗のサイズに注意

大漁旗のサイズに、特にルールはありません。
一般的によく使われているのは縦100cm×横150cmサイズですが、スポーツ用の場合、会場やシーンで使い分けるのが良いでしょう。
掲出ルールに規定を設けている会場は少なくありません。大漁旗を製作する前には、使用予定の会場のルールをよくご確認ください。

生地はトロマットが最適

大漁旗に使う生地は、トロマットが最適です。

布製のトロマットは軽量なので、持ち運びの邪魔になりません。掲出や撤去も容易なので、どのようなシーンでも重宝するでしょう。

トロマットはインクの発色も美しく、複雑なデザインでもきれいに表現できます。多少濡れてしまってもすぐに色落ちが起こるということは無いので、多少の雨でも使用可能です。屋内はもちろん、屋外での試合にもご活用ください。
生地について詳しくはこちら

もしトロマットで製作した大漁旗が汚れたら、それが部分的なものか広範囲のものかを見極めましょう。
部分的な汚れの場合、湿らせた布でやさしく拭けば元通りになります。
一方、広範囲の汚れの場合、まるごと手洗いするのがおすすめです。ぬるま湯で丁寧に洗い、日陰に陰干ししましょう。
(陰干しの際の注意点として、プリント面は内側にしてください。紫外線の影響でプリントが色あせすることがあるので、向きには十分にご注意ください)

収納の前には、完全に乾いたことをしっかり確認しましょう。湿気がこもった状態でいると、カビが発生することがあるからです。自然乾燥を基本にしながら、乾くまでじっくりお待ちください。
収納の際も、プリント面は内側にしましょう。もししばらく大漁旗を使う予定がなければ、インクが移るのを防ぐため、生地の間に紙を挟んでおくのもおすすめです。

乾いたら、風通しの良い場所に保管してください。

まとめ

大漁旗は、本来漁業の成果を報告するために漁師たちが使っていたものでした。
しかし最近では、縁起物としてさまざまなシーンで使われています。イベントや体育祭、祭りなどの応援用に製作すれば、勝利をきっと後押ししてくれるでしょう。

スポーツ横断幕専門工房マーケストラは、大漁旗の製作も扱っています。年間1000件以上の実績を持つ弊社が、プロ品質の大漁旗を丁寧に製作するので、どうぞお気軽にご相談ください。
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