横断幕の風抜きって?屋外での応援時に役立つ横断幕の風よけ方法を紹介
2021.8.10 横断幕の知識

「風抜き」という方法をご存知ですか?
風抜きとは、その名の通り風に対する加工のことを指します。

屋外に横断幕を掲示していると、風の影響を直に受けることが少なくありません。
あおられたり飛ばされたりしないよう、横断幕を製作するときはあらかじめ風抜き加工を施しておきましょう。

風穴加工について

強い風にも負けない横断幕を製作するためには、風を受け流せるような加工が必要です。
横断幕の生地に風穴を開ければ、風の通り道が完成して、風の直撃でも十分な強度を発揮するでしょう。

風穴加工は、切り込みがポイントです。
生地に切り込みを入れることで風穴となり、風の通り道が完成するのです。

風穴加工をするタイミングは、デザインなど生地へのプリントが完了した後です。
生地をしっかり乾かしたら、60~100cm程度の切り込みを入れます。なお切り込みの数は、横断幕のサイズに応じて変動します。

風抜き加工の際の注意点

生地に切り込みを入れれば、風穴加工が完成します。
しかし切り込みを入れた付近の強度が弱くなるため、風の圧力によって破れかねません。

そこで使用するのが、三角形の補強シートです。
風抜き加工をした部分には、すべて補強シートを縫い付けます。
すると強度が復活して、風が抜けても破れるリスクが大幅に軽減されるのです。

風抜けスリットについて

風穴加工と似たようなものに、風抜けスリットという加工方法もあります。

これは横断幕を縦に大きく切り裂いたような方法で、風穴加工のように“細かくいくつも”ではなく、“大きく1~2個”なのが特徴です。

切れ込みを入れた後は、縦長の補強シートを取り付けて補強します。

あおり止めについて

屋外で常設する横断幕の生地には、ターポリンが使われることがほとんどです。
ターポリンは重量があり頑丈ですが、強い風を受けるとバタバタと音を立ててあおられることがあるので注意が必要です。

風のあおりを軽減する方法のひとつに、「あおり止め」があります。
あおり止めとは、横断幕に小さな穴をいくつか開ける方法です。
ロープを通して横断幕とパイプをくくれば、あおりがかなり緩和されるでしょう。

これは、建築現場などでよく使われる方法です。
風を抜くわけではありませんが、中央にもロープを通す場所を設けることで暴風にも耐えられるようになります。

常設する横断幕には風抜き加工がおすすめ

屋外で横断幕を常設するなら、風抜き加工がおすすめです。
横断幕でよく使われる生地は「トロマット」「ターポリン」の2種類ですが、屋外での常設に向いているのはターポリンです。
ターポリンは塩化ビニル系の素材でつくられているので、撥水性があります。
雨風にさらされても、インクが劣化したり生地が破れたりということはありません。
なお、台風など悪天候が迫っているならあらかじめ外しておくようにしましょう。

持ち運び用の横断幕も風抜き加工をしておくと便利

トロマットは、屋内・屋外どちらでも使える生地です。
軽量なので持ち運びがしやすく、撤去・設置も容易なのが特徴です

一時的であっても、トロマットを屋外に掲出する予定があるなら、念のために風抜き加工を施しておくのも1つです。
突風にあおられることなく、ピンと張った横断幕を長く掲げることができるはずです。

横断幕はマーケストラへ

スポーツ横断幕専門工房マーケストラは、年間1,000件以上の横断幕を製作しています。
すべての横断幕は、職人が丁寧に縫製したものです。
しかも単に縫うだけではなく、周囲に紐を縫い込むことで、さらに強度を実現しました。

横断幕製作がはじめての方は、何をどうすれば良いのかわからないことでしょう。
スポーツ横断幕専門工房マーケストラなら、すべて“丸投げ”でおまかせいただけます。

まとめ

横断幕を外に掲出すると、風のあおりを受けることが少なくありません。
あらかじめ丈夫で頑丈な仕上げ加工を行うことで、横断幕を長持ちさせましょう。

スポーツ横断幕専門工房マーケストラは、丈夫で長持ちする横断幕制作の知識も豊富です。使用シーンに合わせて最適な加工方法を提案することもできるので、どうぞお気軽にご相談ください。
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